民泊はゲストにどこまで求められるのか?~Airbnbがハウスルール改正へ
民泊とホテルはどう違うのか? 旅慣れたゲストはそのあたりをよく理解して、ホテルに比較した民泊のメリット、デメリットを考えて民泊に泊まりますが、実際のところ、民泊という制度自体が日本ではまだまだ成長市場で、使ったことがないという人も多いため、民泊は民宿と同じようなものだとか、ビジネスホテルのようなものだ、と思っている方もまだまだいますね。
まず、民泊とホテルはその成り立ちからして違います。ホテルが旅館業法の管轄で、「人を宿泊させるための施設を造り、そこで宿泊者を受け入れる」という考えなのに対して、民泊は旅館業法の他に、民泊新法、あるいは特区民泊と管轄があり、基本的に「住宅を宿泊者に提供する」という形になります。
もちろんオーナーの考え方によって民泊のカラーやサービスは変わりますが、民泊はホテルのように常駐するフロントがいて、毎日清掃が入って、タオルやリネンも毎日交換して、というサービスはないところが多いですね。よく、民泊でも「タオルやリネンは毎日交換しないのか?」「なぜ毎日清掃が入らないのか?」「対面のチェックインカウンターはないのか?」などホテルライクなサービスがないことに驚かることもありますが、そういう場合はゲストに対して民泊とホテルの違い、「民泊は自分の家のようにリラックスして過ごしてもらう場所なので、ホテルのようなサービスはない」ということをしっかりと伝えています。
民泊はホテルの下位互換なのではなく、あくまでもまったく違う形態の施設であり、ホテルのようなサービスはなくても、その代わりに家族やグループでの宿泊でプライバシーを守りながら別荘感覚で「泊まる」というより「暮らす」ことができるというのが最大のメリットです。
そんな中で、Airbnbは10月22日、ホストがゲスト側に求める家事作業を減らすよう規則を改正しました。それによると、ホストはゲストにチェックアウト時に食器類を洗わなければならないというルールを課すことNGになります。しかし、使った食器をシンクに運んでもらう、まではOKです。
少しわかりにくいですが、ゲストからの「やらなければいけない作業が多すぎて煩雑かつ負担が大きい」という声に応えたものと思われます。ゲスト側からしても、ペットの問題やゴミ出しなど、どこまでの役割が求められるのかがわかりやすく表示されるようになったのは、施設選びの助けになると思います。
ホストとしては、後々のトラブルを防ぐためにも、ゲストにどこまでやってもらうのか、最初にきっちりと決めておくことが必要ですね。