ゲストの評価に直結するWifiの種類について知っておこう! その1
今は多くの民泊で当たり前のようにWifiを備えていますよね。逆に「ない」と言うとゲスト様に驚かれるかもしれません。インターネット接続は私たちの生活になくてはならないものとなっていて、それは旅先でも同じことです。動画の視聴やコミュニケーション、SNSの閲覧やアップロードなどのレクリエーションユースだけでなく、今は旅をしながらオンラインで業務をこなすワーケーションのゲストも多いですから、Wifiの不具合はゲストの評価に大きな影響を及ぼすだけでなく、最悪早期チェックアウトに結び付くこともあります。
施設によってWifiの状況は変わりますので、まずは自分の施設がどのようなWifiになっているのかを知ることが重要です。一戸建てにしろ集合住宅にしろ、家まで光回線を引きこんでいるタイプは、回線速度が速く基本的に天候に左右されないため、これが一番のおすすめであることは間違いありません。ただ、最初から架設されているマンションなどでないと、工事による引き込みが必要になるので初期費用がかかります。だいたい安くて1,5000円くらいからですが、場合によっては50,000円以上かかる場合や、そもそも光回線のエリア外である可能性もあるので、これは業者による見積もりが必要です。
ちなみにパンフレットに「最大10Gbps」などと書いてあったりすると、これはものすごく早いんじゃないかと思われるかもしれませんが、これは「ベストエフォート型」の数値であって、最大ここまで出せますよ、という上限値なので、天候に左右されないとは言え、たとえば台風でみんなが家にこもってネットで動画を見ているような日は渋滞が起きて速度が落ちる可能性があります。とは言え、部屋まで光回線が引き込まれているタイプはベストなので、もしそうなら一つの大きな売りになるので、わかりやすく書いておいたほうがいいでしょう。
光回線のはずなのに思ったほどスピードが出ないという場合、集合住宅で共有スペースまで光回線が来ているけれども、そこからそれぞれの部屋には、LANケーブルや電話線でつながっているタイプもあります。これらは当然光の引き込み回線に比べて速度が落ちますが、特にVDSLと呼ばれる既存の電話回線を使うタイプは、言ってみれば高速道路からいきなり一般道に出たような感じで、体感できるくらいの速度ダウンが出る可能性が多々あります。特に、夜の早い時間や天候が悪く在宅している人が多い日は、一般道が渋滞しているようなものなので、速度はさらに遅くなり、安定性も悪くなります。「うちは光回線だから速いはず」とも言い切れないのは覚えておきたいところです。
ただ、VDSL方式は、集合住宅に光回線が来ていれば利用できるため、初期費用が安いというメリットもあります。これは圧倒的なメリットですが、ワーケーションでネットの安定性や速さを求めるゲストにはきついかもしれません。
そんなVDSLを少しでも良くするためには、家の中のWifi接続だけでなく、LANケーブルでネットに接続できるようにしておくという対策があります。これは明らかにWifi接続に比べて安定性があり、速さも出ます。どうしてもVDSL方式なのであれば、LANケーブルをつなぐことができるようにするというオプションを持たせておくのはいいアイデアですね。
今の民泊に欠かせないWifiサービスですが、「うちは光ケーブルだから速いはず」と思い込むのではなく、現状を正しく知っておくことは民泊オーナーには必須と言えるのかもしれません。