防犯カメラ、室内につけてもいいの?
民泊オーナーにとって、民泊施設は大切な資産です。ゲストに来てもらうのは嬉しいけれども、部屋の中で無茶をされて設備を傷つけられたりしないか、あるいは反社会的行為が行われないか、不安だという方もいますね。確かに民泊は一般的にホテルに比べて価格的にリーズナブルであり、大人数での利用に適していますから様々な用途に使うことができます。一軒丸ごとの貸し切りという場合には、ついつい解放感から羽目を外してしまうゲストも出るかもしれません。
近隣への迷惑防止はもちろんですが、自分の施設を守るために防犯カメラを屋外だけでなく家の中にもつけたいと思うかもしれません。でも、これは可能なのでしょうか? もし映像記録があれば、ゲストによる破損などがあった場合の動かぬ証拠になりますよね。
まずは、日本の法律はどうなっているのかというと、実は室内への監視カメラの設置を一律に禁じているものはありません。ただし、寝室、浴室、トイレといった「私的空間」を無断で撮影・録音することは、明確なプライバシーの侵害であり、迷惑防止条例違反や建造物侵入・盗撮などの刑事責任を問われる可能性があります。これはいたって当たり前の話ですよね。昨今のPHP騒動もそうですが、今世界中でプライバシーについて敏感になっている人が多い中、そんなプライベートな場所を撮影していいわけありません。では、キッチンや廊下など、あまりプライベートな感じがしない屋内ならば問題ないのでしょうか?
答はノーです。日本の法律ではなく、OTAが明確に室内へのカメラの設置を禁じています。Airbnbには「ホストは、廊下、寝室、バスルーム、リビング、ゲストハウスなど、宿泊施設の屋内のあらゆる場所を監視する防犯・監視カメラおよび録画・録音機器を設置することを禁じられています。これらは、電源が入っていなかったり、接続されていなかったりする場合でも同様です。これらの禁止事項は、個室のリスティングの共用エリアや共用スペース(例:リビングルーム)にも適用されます」と明確に規約に書いてあります。
Booking.comでも宿泊施設内でゲストが独占して使用できるエリアやゲストが一定のプライバシーを期待できるエリア(例:更衣室、トイレ、シャワー、スパ、サウナ、ホステルの場合の共用ベッドルームなど)へのカメラの設置は禁止です。エレベーターや共用のキッチンなどはOKですが、ゲストがプライベートで使うことができるように仕切られていたり、あるいは貸し切りになっている場合は不可となります。
基本「できない」と考えておくべきでしょう。
もちろん玄関外などへの設置は防犯の面でもこれからは必須となってくるかもしれませんが、「ばれなきゃ大丈夫だろう」と軽い考えで家の中にカメラを設置するのはやめておいたほうがよさそうです。だって、それ「盗撮」ですから。